先週は、米大統領の訪問に伴い、あわただしい一週間でした。
8時間ほどの短い滞在でしたが、過剰反応気味だったようです。
政府の発表では、このための特別出費が3千万円だったとか?
国賓への出費としては、高いのか?安いのか?わかりませんが、国民の反応としては、想像できないほどの大きな金額だったようです。
数日前からの厳戒態勢、交通規制等、一般市民の生活への影響は大きく、国がらみの大きなイベントでした。
到着当日は、朝から特別番組が放送され、フレンドリーな両国の歴史が紹介されていました。
ス ペインの植民地で在った、アジアで唯一のカトリック教徒のこの国は、国民の革命により、独立したかのようですが、背後にはアメリカの力があり、アメリカ式政治システムで、近代化された親米国家です。
第二次大戦では、侵略、占領していた日本軍を蹴散らし、解放に導いたのもアメリカなのです。
国民の現在の反応はさまざまですが、比較的低所得層の夢は、日本での就労であり、中間層では合衆国なのです。
もっと驚いたのは、けっこう多数のフィリピン人がこの大イベントを知らなかったことです。
どこの国にも、周りに興味のない人が居るものですね!
(2003) |