社会見学、家庭訪問!
自分の幸せを実感する為、時折、貧困民間人の家庭訪問を実施します。
水商売や、飲食店、百貨店等で知り合った女の子の自宅へ訪問するのです。
すれ違うのがヤットの小路を抜けて、たどり着くと、カビとネズミのし尿、人間の汗臭さの混じった臭気の中、人の良さそうな初老の両親が迎えてくれます。
小さな自宅に兄弟のこともがうじゃうじゃ、兄弟やオヤジはごろごろ、座る所も無い場所でのおもてなし。
昼間の訪問では、くすんだクラスに、水溶き粉ジュ−ス、アミーバ赤痢、肝炎菌入
り。
夜間の訪問では、欠けた大きめのマグに、なみなみとコーヒー色の砂糖湯ありんこ入り。このコーヒーは結構イケル!
近所の人々は、突然の外国人の訪問に、興味津々。窓には人だかり。
息が詰まる楽しい歓談を終え、外に出ると自らの幸福を満喫し、自分の両親への感謝を実感するのです。
夕刻の路地角には、焼き串の屋台が並び、家路へ急ぐ普通の人々。
オレンジ色のマニラの夕日の中ののどかな庶民の生活です。
(2004.02.19) |