チャイナタウン

 

 東西を貫くヤワラー通りとチャルン・クルン通りを中心に、東のホアラムポーン国鉄中央駅、西のインド/イスラム街にはさまれた、古くて雑然とした一画がチャイナタウンだ。
 その名のとおり華僑系のタイ人が多く住んでおり、活発な商取引で常に賑わっている。バンコク市の下町と言ってもいいだろう。
 この一帯には安宿、安食堂、安娼館などが数多くあり、独特の東洋的エキゾチシズムがある。

 不気味で怪しい雰囲気もあり、はじめはいったいどうやって歩いたらいいかわからないかもしれないが、変な先入観──チャイナタウンは魔窟街とか危険でいっぱいの悪の街とか──を捨て、落ち着いて歩けば問題はない。広大な屋外市場を歩いているのだ、と考えてみるのも一考だ。

 異様な街、ミステリアスな街と思い込むのもいいが、静かに眺めていればここも人々の生活の場であることがわかってくるはず。

 また、チャイナタウンを 「チャイナタウン」 と呼んでいるのは外国人だけ。
 地元のタイ人は、通りの名前 「ヤワラー」 で呼んでいるが、言葉の意味は同じで、どちらも 「中国人が多い」 だ。

 

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