東西を貫くヤワラー通りとチャルン・クルン通りを中心に、東のホアラムポーン国鉄中央駅、西のインド/イスラム街にはさまれた、古くて雑然とした一画がチャイナタウンだ。 不気味で怪しい雰囲気もあり、はじめはいったいどうやって歩いたらいいかわからないかもしれないが、変な先入観──チャイナタウンは魔窟街とか危険でいっぱいの悪の街とか──を捨て、落ち着いて歩けば問題はない。広大な屋外市場を歩いているのだ、と考えてみるのも一考だ。 異様な街、ミステリアスな街と思い込むのもいいが、静かに眺めていればここも人々の生活の場であることがわかってくるはず。 また、チャイナタウンを 「チャイナタウン」 と呼んでいるのは外国人だけ。 |