金色に燦然と輝くプラ・シ・ラッタナー・チェディは、ラーマ4世がアユタヤーにあるワット・プラ・シー・サンペットの仏塔を造らせたもの。
重量感あふれるこの仏塔は、基本的にはスリランカにある仏塔と同じ設計になっていて、内部には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められている。
この仏舎利は第2次世界大戦中にタイ国からの寄贈というかたちで日本に運ばれ、一時は東京の増上寺に安置されたこともあったが、戦後、連合国側からの指示により、ふたたびタイに舞い戻ったといういきさつがある。