1902年、イギリス留学の帰途、日本に立ち寄って我が国の教育の実情を視察されたワチラーウット王子(後のラーマ6世)が、シャム国にも本格的な女子教育が必要と感じて創立させた学校。
古きよき時代からの伝統を現在も受け継ぐバンコクの名門女子校で、王室関係者の学舎として、現在も利用されている。
開校すぐの1904年には、時のシャム政府からの要請を受けて、我が国からも数人の女教師が派遣されているが、彼女たちの容姿が今ひとつだったため、美しい日本女性を期待していた多くのタイ人は落胆を隠し得なかったという逸話が残されている。 |