1824年に完成した、高さ40メートル(32メートル説あり)もある金色の立身仏陀像で有名な寺院。 この大仏像は、手に鉢(バーツ)を持って托鉢に出る仏陀の姿を形どって造られた。 仏像は朝日の昇る方向に向かって立っており、首のあたりにまで続く階段が設置されているが、勝手に昇ることは禁じられている。
この大仏像を建立したのは、ラーマ4世時にワット・ラカンで修行されていた、ルアン・ポー・トーという高僧だ。境内には彼を祭る小仏塔がある。茶色のレンガ造りの建物がそれだ。
内部は瞑想場となっており、中央には60歳当時のルアン・ポー・トーの瞑想する姿が、高度なファイバー技術によって再現されている。 外部の雑音は遮断され、空調はエアコンによって管理されている。 厳粛な雰囲気の中で高僧とともに瞑想するのは仏教とにとって至福とも言える瞬間である。