はじめまして、Y.K(27歳)です。 同僚と女2人でタイへ旅行に行きました。 バンコクの中華街へ行こうと地図を片手に横断歩道を渡ろうとしていると、「こっちはだめよ」というような英語と身振り手振りで2人の女性が近づいてきました。 「どこに行くの?」 「中華街は午後にならないと開かないよ(注1)」 「私たちも旅行中なの」 「小学校の先生をしているの。今はバカンス中よ」 「一緒に回りましょう、みんなでお金を出し合えば安く済むわよ」 などといった、内容をすらすらと英語で話してきました。 事前に旅行客を装った詐欺があると情報があったのですが、「小学校の先生」なら安心かなと思ってしまい、そのまま一緒についていってしまいました(注2)。 先にお金がいくらくらいかかるのか確認しようと思い、100バーツくらいしか出せないけど大丈夫かな?と質問すると、「わからなーい」と言うばかり。 はじめに、このようなプランで観光地を回る予定だ!という、プランを説明されました。 水上マーケットに行ってから寺院をめぐり、その頃には中華街もやっているから丁度いいよ、などといわれました。 女性2人はタクシーに乗ってから、陽気な会話をして雰囲気を和ませるようにしていました。 タクシーは70バーツくらいで4人で乗っていたので一人20バーツ払いました。乗る前から一人20バーツくらいと説明はされていたので、そのとおりだったと少し安心しました。 それから船着場ではないような川辺に、すでに一艘のボートが停まっており、「すぐに乗って」と、せかしてボートに乗せました。 はじめにいくらですか?と聞くタイミングもなく乗ってしまいました。 一緒に行った同僚も、お金を取られても300バーツくらいであろうから、まぁいいかと思い、はじめに料金を確認せずに乗ってしまいました。 水上マーケットは朝早くしかやってないという情報を持っていたので、はじめにそのことを告げると、「行ってみなくちゃわからないよ」などと言われました。 実際に川を下って行ってみると案の定、マーケットはやっていませんでした。 そこで、「ごめんね」と言いながら一人の女性は私たちに謝りました。 そんなに持っていない事を伝えると、 「ATMでおろしてきて」 「払えないんじゃ困るよ」 と怖い顔をして言ってきました。 財布には200バーツしか入れておかなかったので、それを見せると、 私の同僚はいつもは、財布に高額を入れていませんでしたが、その日はたまたま、最終日でホテルの金庫から自分の財布にお金を移していたので、持っているお金ほとんど(1,900バーツ)を取られてしまいました。 幸いにも、日本円は他のところにしまっていたので取られませんでしたが、 心理的には、あまりの高さにおかしい・だまされたと、感じましたが、ボートの上で他に助けを呼ぶ事もできず、ボートには船頭さん(男)も乗っていて、女の人も今までの雰囲気とは異なり、急に怖い顔をしてきたので、それにびっくりしてしまって、何も言えず、ただ、 もう少しゆっくり考えれば、「おかしいから警察に行こう」とか、「そんなに高い訳がない」とか、もっともっと言えたと思うのですが、もともと英語もうまく話せないし、どうすることもできませんでした。 解放された後、あーやられた。と放心状態。 (さらに続く) |
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