タイでの旅行トラブル集 病気04

日本大使館からのお知らせ

狂犬病について

(2006年12月8日現在の情報)

提供 在タイ日本大使館

1.タイにおける狂犬病

 狂犬病は確かに恐い病気です。発病すれば死ぬ確率のとても高い病気だからです。タイでは、この病気で年間10〜20人が亡くなっています。
 暴露後(狂犬病感染犬などに噛まれた後)予防接種件数も年間数十万人あるようです。タイでは、犬などに咬まれている方が多くいることが予防接種件数からわかります。世界で狂犬病のない国は日本や英国などに限られています。ほとんどの国に狂犬病が存在しています。

 タイにおいては、自治体が野犬対策を行います。バンコクの場合、住民からの通報があれば、バンコク都保健局獣医保健課(Veterinary Public Health, Health Department, Bangkok Metropolitan Administration 02-328-7460(タイ語)、02-248-7417 ex14(英語))が通報者の同意を得て当該野犬を観察し、場合によっては捕獲して去勢措置を行い、野犬を別の場所に移動させたりするようです。野犬対策は、宗教や文化的な背景もあり、国よって対策に違いがあります。

2.犬などに噛まれたら

 狂犬病にはワクチンがあります。一般的な方法は暴露後予防接種と呼ばれる狂犬病に罹患した犬などに咬まれた後に実施する方法です。この方法の根拠の一つに狂犬病の潜伏期が非常に長いということがあります。発病すれば治療は困難でも発病する前に抗体を作ってしまい、発病しないように措置するということです。暴露後予防接種の方法は、一般的には全部で6回行います。犬などに咬まれた場合、

@ ただちに傷口を石けんと流水で十分洗い、エタノールなど消毒し、様子を見ると言うことはせずに、

A その日のうちに最寄りの病院などに受診し第1回目の予防接種を行ってください。その後は、医師の指示に従い、日程通り、3日目、7日目、14日目、30日目、90日目と予防接種を行っていきます。なお、犬に咬まれる前に狂犬病の予防接種を受けていても、6ヶ月以上経過している場合には暴露後予防接種と同じ日程で予防接種をすることになりますのでご注意下さい。

3.狂犬病を保有する動物

 前述のように犬などと書きましたが、狂犬病の対象となる動物はイヌだけではありません。ほ乳類はすべてと言って良いでしょう。犬、猫、リス、コウモリ、キツネなどは代表的な狂犬病感染源動物です。
 もちろん、狂犬病に罹患していなければこれらの動物に咬まれても発病しません。羅患しているかどうかの目安は、観察しているとわかります。つまり羅患し、発病している動物のほとんどは1週間以内で死ぬからです。
 しかしながら、捕獲し、観察するのは大変ですので、上述のとおり様子を見るということでなく先ず予防接種をすることです。1週間経ても対象の動物が死んでいなければ大丈夫と判断してそれ以降の予防接種はせずに済むわけです。

4.その他の注意事項

@ タイで今年になっての犠牲者はすべてこの暴露後予防接種をしていなかったということが判明しています。
 ペットを飼っている人も多いかと思います。ペットに狂犬病ワクチンをするのは当然です。自分が罹患しない観点からと同時に他人に感染させないという点からも大事です。
 咬まれたという表現を使っていますが、狂犬病ウィルスは唾液中に高濃度に存在しています。従って、咬まれた場合だけでなく、例えば傷口などを舐められた場合も感染しますので注意して下さい。

A 夜間においては、犬が活動的になることが一般的です。犬に噛まれないためにも夜間に路上を歩くことや自転車の走行などは控えるべきです。勿論、昼間でも犬を見かけたらなるべく遠ざかって通行するべきです。

 


外務省海外安全情報

送信日時:2006/11/20

情報種別:広域情報

狂犬病〜もし、咬まれたらすぐに医療機関へ

 

1.狂犬病の発生状況

 狂犬病は南極大陸を除くすべての大陸で発生が確認されている感染症です。

 アジア、中南米、アフリカの多くの地域で発生が確認されており、米国疾病予防対策センター(CDC)が発表した「Health Information for International Travel, 2005-2006」によると、アフガニスタン、バングラデシュ、ブラジル、ボリビア、中国、コロンビア、エクアドル、エルサル バドル、グアテマラ、ハイチ、インド、インドネシア、メキシコ、ミャンマー、ネパール、パキスタン、ペルー、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナム、イエメンでは感染のリスクが高く、また、その他の多くの地域でも犬などへの感染が確認されています。

CDCウェブページ
http://www2.ncid.cdc.gov/travel/yb/utils/ybGet.asp?section=dis&obj=rabies.htm

 毎年、世界中で5万人以上の人が狂犬病感染が原因で死亡しています。特にインド、中国などアジアを中心とした地域で多く発生しています。日本では狂犬病が撲滅されているため、その危険性を忘れがちですが、最近、フィリピンで犬に咬まれた日本人が帰国後に発症、死亡する事例が発生しました。世界各国では現在も感染者が存在する病気なので、海外に渡航、滞在される方は以下の点に御留意ください。

2.狂犬病について

@ 感染源

 狂犬病は、日本では撲滅された感染症ですが、世界中で感染者がでています。狂「犬」病という名称ですが、犬に限らず、猫やイタチ等他の哺乳動物からも感染することがあります。狂犬病に感染した犬等の動物から咬まれることで、その傷口からウィルスが体内に侵入します。

A 症状

 ヒトの場合、潜伏期間は9日〜数年(通常20〜60日程度)で、発病率は32〜64%(発病するかどうかは咬まれた傷口の大きさや体内に入ったウイルスの量などで大きく変わってきます)で、発病した場合はほぼ100%死亡します。症状は発熱、頭痛、嘔吐などに始まり、次いで筋肉の緊張、けいれん、幻覚があらわれます。犬の遠吠えのようなうなり声をあげ、よだれを大量に流し、昏睡、呼吸麻痺が起き、死に至ります。

B予防方法

(1)動物にむやみに手を出さない

 日本人は犬や猫を見ると無防備に手を出したり、撫でたり、手から直接餌をあげたりしますが、むやみに犬や猫、その他の動物に手を出さないようにしてください。他人のペットであっても要注意です。

(2)具合の悪そうな動物には近づかない

 狂犬病の犬は、多量のヨダレを垂らし、物にかみつく、無意味にうろうろするなど独特の行動をします。

(3)予防接種(暴露前接種)

 渡航、滞在先で動物を対象に活動する場合や付近に医療機関がない地域に滞在する場合、事前に狂犬病ワクチンを接種することをお勧めします。狂犬病ワクチンは初回接種後、30日目、6〜12か月後の計3回接種します。予防接種は日本国内の各検疫所等で受けることができます。

3.万一犬猫等に咬まれた場合の対策

 狂犬病にかかっているおそれのある動物に咬まれてしまった場合、まず、直ちに十分に水洗いをして(傷口を口で吸い出したりしない)、すぐに医療機関で傷口を治療し、ワクチン接種をします。発病前であれば、ワクチンの接種は効果があると考えられていますので、必ず接種してください。

 また、現地医療機関への受診の有無にかかわらず、帰国時に検疫所(健康相談室)に御相談ください。

 

 

問い合わせ先

 ○外務省領事局政策課(医療情報)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850

 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/

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