郊外に散歩に行こうと思い立ち、ホアラムポーン中央駅に行きました。 きれいに改装した駅舎に驚きました。 それで構内で、さあどうしようかと思っていると、怪しげな人間たちがやってきました。 タクシーを降りたとたんに 「政府公認ガイド」 なる者が寄ってきました。 「パイ・ルーイ(どこかへ行け)」 とタイ語で言うと、悪態をつかれ、しつこい態度にちょっと怒り、汚い言葉でののしって、軽く突き飛ばしてあげました。 これで引き下がると思いきや、今度は拳骨を振りかざし、さらに悪態つくので脅かして、無視してインフォメーションで時刻などを尋ねていたところ、この 「政府公認ガイド」 軍団でなにやら不穏な空気をかもし出し、さかんに挑発行為を始めました。 おもしろそうなので、ツーリストポリスのところへ相談に行きました。 応援の警官3人が来たころには、張本人以外は皆クモの子を散らすように逃げていきました。警官の親玉の顔ときたら、それはそれは恐ろし〜い悪人ヅラで、これは凄い人が来てくれたなと、正直言ってこっちがびびりました。 その後は交番の中に呼ばれ、ゆっくりとお話しました。 人相の悪い警官はこちらの言い分をちゃんと聞いて、これはこのガイドが悪いと判断してくれ、あとは部下にまかせて帰って行きました。 タイの警官も権威が落ちたと感じていましたが、まだまだやっぱり強いですね。 「正式に訴えますか?」 と聞いてましたが、そこまでは考えていなかったので、 「今後、旅行者が不快にならぬよう報告した」 までで、訴える気のない旨を伝えたところ、ガイドの親玉が、 「そのとおりですね、気をつけます」 と割って入り、張本人君に謝るようにうながし謝罪して、一件落着となりました。 警官が言っていました。 「わしらは、これで(外国人観光客)食っているんだから、マナーに気をつけなければならないし、当然なことをしたまでだ」 まったく、アメイジング・タイランドな体験でした。 藤井 最近しつこすぎるんだよ、この「公認ガイド」さんは。観光局かどこかの公認らしいんだけど、本当なのかな。というのも、急にググッと数が増えたんでね。なんというか、インチキ臭い。 ブラ 身分証明書みたいなものはぶら下げてるけど、前職はなんだったのか訊きたくなる人が多い。 藤井 はっきり言うけど、チップ目当ての親切なんだな、あれは。 ブラ 迷惑なのは、ガイドが不安をかきたててくれることだよ。「いいよ、親切にしなくても」 なんて言うと、「本当にいいのかな〜? タイは危ない国だよ」 なんて言い返したりする。そんなこと言われると不安になるよな。とくに、事情を知らない旅行者は。脅してどうするんだ脅して。 藤井 しかも、上に書いてあるように、二の矢三の矢と来るんだよ。ガイドを5人くらいかきわけないとチケット売り場にたどり着けない。で、行ったら行ったで並んでいる間にも売り込んでくる。まったく、インドにいるような気分になるよ。 ブラ 人相の悪いヤツも多いんだよな。ちゃんと面接してないよ、あれは(笑)。 藤井 ともかく、なにか間違った方向に行ってるのは事実だ。最近は、はっきりと悪意を感じるもんね。 ブラ 観光客にたかる連中って、みんな同じ顔をしてるんだ。そろいもそろって卑屈な顔。見てるだけで不快になる。ホアラムポーン駅なんて、国の窓口でもあるんだよ。それがあれでは、タイの恥だよ。気づいてないのかな。 藤井 あれじゃ、本当に親切心を持ってる人がかわいそうだ。早急に対策を練ってほしいね。 |
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