2006年12月25日に、スクムヴィット ソイ18のコンドミニアムでカナダ人宅に強盗が入り、カナダ人1名が死亡他3名が負傷という事件が発生しました。 報道によりますと、「被害者宅でクリスマスパーティをしていたところ、タイ人と思われる犯人がどこからかよじ登ってきてベランダから入り、窓をこじ開けて侵入し、所持していた拳銃で被害者らを脅し現金や時計などを奪い、犯人が立ち去ろうとしたところ、ブルネイ人の女性が金品を取り返そうとハンドバックで犯人を叩いたところ、怒った犯人が拳銃を乱射し死傷者が出た」というものです。 この事件を教訓として、下記の安全対策を実施することをお勧めします。 (1)外壁、門、ロビー、エレベーターホール、駐車場等の警備状況 外壁の高さが低い、警備員の配置が不足している、訪問者のチェックが甘い等の不審者が容易に侵入できるような問題点がないか。 (2)居室周辺の状況 他の部屋や廊下、他のビルなどからベランダへの侵入が容易でないか。また、ベランダの窓は頑丈で施錠もしっかりしているか。 (3)居室内の状況 侵入者に早く気づくことができたときに、逃げ込める鍵の掛かる寝室などがあるか、あるいは、部屋の外に脱出できる出入り口が複数あるか(メイド通用口など)。
(1)目立たない 報道によりますと、被害者は有名なビジネスマンでブルネイの国王とも親交があったとのことです。従って、富裕と見られて狙われた可能性があります。富裕と見られるような行動は避け、標的とならないように注意しましょう。 (2)避難訓練 侵入者を発見したときの対処方法について家族で避難訓練をしておきましょう。
・ 侵入者に気づいた者は家族に知らせる。 ・ 続いて、外部に逃げる、鍵の掛かる寝室等に逃げ込む等あらかじめ設定した避難方法に従い避難する(例えば、ベランダからの侵入者に気づいたときには、表出入り口から避難し、非常階段等で他の階へ脱出する。表出入り口から侵入されたときには、寝室等に避難するか、メイド通用口があればそこから脱出する)。 ・ 安全な場所に避難できた者は、警備員や警察などに連絡する。逃げ遅れた者は、犯人の要求に従いつつ身の安全を図り助けを待つ。 上記の例を基に、住居の状況や家族の状況に応じた避難訓練を各家庭で設定し実施しましょう。
今回の事件で死傷者が出た原因は、犯人が立ち去ろうとするときに被害者側が金品を取り返そうと反撃したことです。この事件のように、侵入者に気づくのが遅れ、犯人から銃やナイフで脅されたときには、犯人を刺激せず身の安全を図ることが大事です。 今回のような事件に遭遇したときには下記のような対処をとり身の安全を図りましょう。 (1)パニックになったり、大声を出したりしない。 (2)犯人の顔をなるべく見ない。 (3)犯人に飛びかかる、殴りかかる等、不必要な抵抗をしない。 (4)犯人を刺激するような行動をしない(ポケットに手を入れる、物を引出等から取り出そうとする、電話をしようとする、急な動きをする。等) (5)金品はあきらめて犯人に引き渡し、犯人が早く退散するようにする。 |
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