「乗馬のできる、立派な道路がほしい」 という西洋人の請願に応えてラーマ4世が造った、バンコク市で初めての本格的計画道路がニューロード。 このニューロードを、リバー・シティから南に向かって歩いて行く。 南に少し歩くと、右側に見えてくる渋い茶色の建物が中央郵便局(GPO)だ。旧英国領事館だったという局内は広く、伝統ある重厚さが漂っている。国際電話や電報は、横道を入った別館内で24時間受け付けている。 中央郵便局の先は、スリウォン通りとの交差点。この交差点を越えて右に入るとオリエンタル・ホテルがある。 そのまま南進すると、シーロム通りとの交差点に出る。右斜め前の路地を入って行けばシャングリラ・ホテルだ。 交差点を過ぎたあたりからタークシン橋までの道路の両側には2階建の古い商店長屋が連なり、屋台の数が増えてくる。 タークシン橋をくぐって進むと、右に寺院がある。これがワット・ヤンナワー。ジャンク船を形どった、妙な造形の本堂がある。 さらに南下して行くと、街並から派手さが消え、古さだけが目立つようになる。 |