サンペーン

 

 チャクラワット通りソイ・ワニット1は、サンペーンと呼ばれる古くからある商店街だ。

 非常に狭いこの路地はアーケードになっており、両端には、服、靴、おもちゃ、文具などを売る商店がずらりと並んでいる。
 雰囲気はまさに上野のアメ横といった感じだが、歩きにくさはそれ以上。さらには、「こんなところになんでまた」 と思えるくらい露店や屋台が路地に出て、歩きにくい路地をさらに歩きにくくしている。

 人の流れに乗って歩いて行くと、売り物をなにも見ないうちに通りにはずれに出てしまうのは間違いない。なんとなく 「人込みを売っているのかな」 という気もしてくる喧噪に満ちた路地だ。

 このサンペーンは、チャイナタウン発祥の地と言えるほど古い歴史のある路地だ。
 かつてここには貿易商が店を構え、中国大陸からやってきたクーリー(荷役夫)が荷物を運び、彼らを部屋を貸す旅社が並び、娼館が軒を連ねていた。
 今ではただのチャイナタウンの裏通りだが、過去には輝かしい栄光の日々があったのである。

立地

 ヤワラー通りの南約30メートルほどを、通りに並行して走っている。

 

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