1897年に、ラーマ5世の第14子ラチャブリー・ディレークリット親王が創立した法律学校が現大学の前身。その後、1934年にタイで2番目の大学として創立された。 チュラロンコーン大学に次ぐ伝統と格式を誇り、難易度もそれに次ぐと言われる。
初代学長は立憲革命の立役者で、のちに首相にもなったプリディ・パノムヨン氏。 創立当時は政治学部と法学部のみの私立大学だったが、1949年には商学部と経済学部が加わり、1952年から国立大学へと格上げされ、現在は社会福祉学部、文学部、ジャーナリズム学部も開講されている。
タイ国の民主革命指導者によって創立されたこの大学は当初から進歩的改革思想を理念とし、1970年代のタイ民主化革命においては改革運動の中心地的役割を果たしたが、現在は学生運動もまったくの下火。 今はいたって普通の大学と化している。