新しい都にはそれにふさわしい立派な僧院が必要だ、と考えたラーマ1世が建立した、僧のための寺院。
境内には普通の学校のほか、僧侶に仏教学を授ける仏教大学もあり、日夜教学試験突破を目指して勉学に励んでいる僧たちの姿を見かける。
タイ仏教界内部には歴然とした階級社会があり、試験の合否によって僧の格が決まってしまうとあっては、受験勉強にも気合いが入る。
観光のための寺院ではないので、見どころはほとんどない。しかし、この寺院では、一般市民や外国人のための瞑想教室を定期的に開講している。
興味のある人は、タイ仏教的瞑想を体験してみてはどうだろう。
開講日は境内の掲示板に張り出される。外国人向けの講座は英語で行われるので、真理がまったく掴めない……ということはないはずだ。 |