最近はほとんど報告されないが、以前は王宮周辺の観光名所やチャオプラヤー川沿いの高級ホテル街でよく発生した。 単純なヤツは、「1時間100バーツ!」 などと低料金で引き付ける。 @「イカサマ賭博師」 と似たような手口でまわりくどく接近し、信用を得てから 「ところでボートなどはいかが?」 と切り出す。 A「わたしは以前、日本人の世話になった。今日はその恩返しをしたい」 などと言い、いかにも好意に基づく無料奉仕のように見せかける。 B「飲み物でもいかが?」 と船着場近くの食堂に連れていき、飲み物をおごって安心させる。
ボートに乗ると、いきなり強盗が始まることも多いが、たいていはどうにもならない川の中程に達するまで善人でいる。 「さあ、5,000バーツよこせ」 または、目的の場所とは違う怪しいところに連れて行き、「痛い目にあいたいか」 と威嚇する。 いちおう律義に観光名所を回ることもある。その場合は、「ガイド料をよこせ」 ということになるか、「これだけ見たら金を払う気になるだろう。わたしがいなければ観光できなかったのだから」 と逆に恩を着せるかのどちらかだ。
Aボートは自分たちだけで乗る。話しかけてきた男は絶対に乗せない。無理に乗り込もうとしてきた場合はボートを降りる。 B襲われないよう船頭を威嚇し続ける。しかし、そんなことをしていたのでは観光どころではない。 ブラ これは、ほとんど絶滅したんじゃないの? 藤井 ぜんぜん聞かないね。でもさ、俺なんかいつも思うよ、「このあいだまで平気だっけど、今日からヤバいんじゃないか」 なんてね。 ブラ それを言ったらすべてがヤバいけど、そういう意識を持ってるってのは大切なことだな。 1.身元不明のタイ人を何人も乗船させない。 |
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