1975年のラーマ9世48回目の誕生日を祝う贈り物として、タイ国鉄公社がバンコク市に譲与して整備した公園。
同時に、当時サナーム・ルアンで開かれていたウィークエンド・マーケットを、ここの南側に移転させる準備が整えられた。完成は1980年だ。
30万uを超える広大な敷地内には緑が多く、週末の買い出しついでに散策を楽しむ人の姿も目立つ。
目立つと言えば、この公園の背後、カンペーン・ペッ・ソーン通りには、北部・東北部方面バスターミナルがあり、そのためか地方から出てきたばかりといった感じの人々、たまの休みに浮き浮きしている田舎娘もよく目につく。僻地の基地を目指す若い貧乏軍人の姿も、やたらと多い。
そういった軍服姿のアンちゃんたちが、都会に慣れていない色白のチェンマイ娘をナンパしている光景がやけに目立つのが、この公園の特色でもある。
全体になんとなく地方出身者の憩いの場的雰囲気があるが、バスターミナル近辺に特有の騒然とした緊張感も漂っていて、なんとなく興奮するような気もする不思議な公園だ。 |