以前は王族の火葬場として利用され、その名も 「王族火葬広場」 という不気味な名称で広く市民に親しまれていたが、その名前に不吉で縁起の悪いものを感じたラーマ4世が、現在の名称に変更された。 1949年から、商人を集めてここで毎週末の2日間だけ市場が開かれることになった。これが今にいうウィークエンド・マーケットの発祥だ。 現在は、国王王妃誕生日の記念式典など国家の儀式が行われる日を除いて市民に開放されており、政治集会などもほとんどなく、凧揚げする人、酒を飲む人、ぶらぶらする人などで昼夜を問わずにぎわう庶民的でのんびりとした広場となっている。 それでも、王族の火葬場としての機能は保っており、1998年にはラーマ9世現国王の母君の葬儀と火葬が執り行われた。 |