クルントン橋からラーマ6世橋へ
クルントン橋をくぐってからは、ほぼ360度のパノラマ的な風景が広がっている。
航行の障害となる貨物船の数も減り、ボートは速度を速めていく。それでも、今までよりずっとのどかな気分になれるはずだ。
そのようにのんびりした気分に浸っていると、ワット・チャン・サモソン船着場を過ぎた右に、タイでもっとも売れているビヤ・シン(シンハ・ビール)を醸造しているブンロート・ブルワリー社が都合よく見えてくる。
サービスのためか必要に駆られてのことか、航行する船舶の上からでも巨大な蒸留装置が見えるようになっている。
しかし、ビア・ガーデンなんてものは付随していないので、このあたりで降りてもしかたがない。
その先に見えてくるのはラーマ6世橋(右)。タイ南部地方を目指してホアラムポーン中央駅を発車した列車が渡る橋だ。
これを見ると、タイ鉄道はかなり遠まわりをして南に向かっていることがわかる。
週末に走るカンチャナブリー行き特別列車もここを渡って西に行く。
橋をくぐってすぐ左手にあるのは、タイの電力公社EGAT。ここからバンコク市内に電力が供給されている。 |