砦の周辺も99年にサンティチャイ・プラカーン公園として整備された。ここからピンクラオ橋にかけて、川沿いに遊歩道が設置されているので、このあたりで降りて歩いてみるのもいいだろう。 |
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このプラ・スメン砦の対岸に見える剥げかかった白塗り外装の木造建築物はインタラ職業学校。19世紀後半に建てられた有名な学校だが、校舎は強烈に古びていて、ほとんど廃屋だ。 このあたりから先のチャオプラヤー川両岸は、急に視界が広がったように見通しがよくなる。鉄筋コンクリートのビルが減り、昔ながらの木造低層家屋が周辺を埋め尽くすからだ。 プラ・スメン砦を確認したら、そのまま左側を見ていよう。実はこのあたりに、あのタイ国民の酒メコン・ウイスキーを作っていたバーン・イーカン醸造所があったのだが、現在は移転して、建物の取り壊し工事に入っている。
目を凝らしていれば、船上からでもその豪華な飾り付けを小さく見ることができるはず。 続いてそのあたり、川沿いにブリキの屋根で覆われたカマボコ様の小船サンパンが係留されているが、その背後に寺院の屋根が見えないだろうか。これがワット・ラーチャティワート。
この教会の背後にはさらに大きい聖フランシス・ザビエル教会(右上)があるのだが、船上からは、屋根の上の聖ザビエル像がわずかに見えるだけだ。
前方に見える橋は、バンコク(クルンテープ)とトンブリーを結ぶクルントン橋(左)。 くぐって横に立つのが、観光ツアー客にもよく利用されているロイヤル・リバー・ホテルだ。 |
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