ラーマ5世即位40周年を記念して、フランスの首都パリで鋳造された大騎馬像。 みずから建設着工したアナンタサマーコム宮殿(旧国会議事堂)を背に、台座の上で雄々しいポーズを取っている。 製造のための資金は、名君ラーマ5世の功績を讃える人々によるタイ全土から寄せられた寄付金でまかなった。
ふだんでも花束やお参りにくる人々が絶えないが、王の命日である10月23日には毎年この銅像のまわりに無数の花輪、似顔絵、功績を讃える言葉が飾られ、一日中絶え間ない参拝客で大変なにぎわいをみせる。タイ国近代化の父ラーマ5世は、今も国民からの絶対的支持を集めている。
ラーマ5世像は、このほかワット・ベンチャマボーピット裏の敷地内の御堂に立像がひとつ、チュラロンコーン大学のキャンパス内に座像がひとつ、立てられている。